「やじまる」こと矢島一樹の誕生日は4月11日。
今回のサプライズは、青木を始めとしたインターン生8名を同時に受け入れてすぐのことです(2014年4月)。
だいぶ手の込んだ仕込みをいろいろやったのですが、残念ながらそれらはいろんな事情があり消え去ってしまったので、、、
ざっくりとしてサプライズの流れは、こちらの記事をご覧ください。
と思ったのですが、、、
これだと詳細が全然わからないので、青木の記憶を頼りに補足していきますね。
初めての誕生日サプライズ
青木を始めとしたインターン生にとっても、ウィルフォワードで誕生日サプライズをやるのは初めてだったので、何からやればいいかもわからないという状況でした。
とりあえず、やじまるを除いたインターン生7名のLINEグループを立ち上げ、企画出しから始めることにしました。
誕生日の数日前から、やじまるは「株式会社MEJ」(これが今の就職先でもある)の最終選考で沖縄へ行っており、誕生日当日に東京へ帰ってくるというスケジュールでした。
それならば、羽田空港で出待ちしてサプライズを仕掛けるのがいいのではないか?という話で盛り上がり、その方向性で企画を練っていくことになりました。
ただの出待ちでは面白くないので、羽田空港へ向うまでのストーリーがあったほうが面白いのではと考えていた時に、思い浮かんだのはやじまるが実家で飼っている愛犬です。
この柴犬の写真をいたるところで僕らは目にしていたので、よっぽど溺愛しているのだろうし、きっと愛犬もご主人様のお帰りを今か今かと待ちわびているに違いない・・・と勝手な想像をしていました。
そんな妄想を元にこんなストーリーが出来上がりました。
“家でご主人様の帰りを待っている愛犬が我慢できずに家を飛び出し、羽田空港までご主人様をお出迎えに行く”
さすがに本物の犬を連れて行くのは現実的に難しいだろうと思ったので、擬人化した愛犬が羽田空港に向かうという設定にしてみました。
ここまでの企画案を簡単な紙芝居にまとめ、当時のウィルフォワードメンバーにもプレゼンしたところ、反応は良好。
成瀬さんには「本物の犬を連れて行ったほうがいいんじゃない?」と言われ、それは厳しいんじゃないかな〜と思いながらも数人でやじまるの家へ。
もしやじまるの親と接触ができ、交渉がうまくいったら、愛犬を空港に連れて行こうという魂胆です。
しかし、平日お昼に向かったこともあり、当然ながらご両親は留守。愛犬らしき姿も外からだとしっかり確認ができませんでした。
ということで、本物を連れて行く作戦は諦め、擬人化作戦に切り替え、改めて詳細を詰めていくことにしました。
愛犬「矢島二号」誕生
まず僕らがやったのは、愛犬のfacebookアカウントの立ち上げです。
ところが、誰も肝心な愛犬の名前を知らず、調べても出てこなかったので、仕方なく「矢島二号」という仮名で立ち上げることにしました。
やじまるが家を留守にした頃に矢島二号のアカウントを立ち上げ、まずはご主人様の帰りを待ち詫ている様子をタイムラインに何回か投稿していきました(公開範囲は友達まで)。
このアカウントの存在を知らないやじまる以外のメンバーは友達申請をして、その投稿を見ながらいいね!やコメントを入れていきます。
そして、誕生日当日になったら、こんな感じの投稿を入れました。
矢島二号「今日はご主人様が帰ってくる!どうやら羽田空港に〇〇時に到着するらしい!それならば、空港までお迎えに行くワン!」
※前日にPCでやたらとやじまるの移動情報を調べているという設定。語尾には全て「ワン」を付けていた。
さて、ここから矢島二号の冒険の始まりです。一度矢島家へ向かった際に、駅までの道のりなど写真は何枚か撮っておいたので、それらの写真にコメントを加えながら、あたかも矢島二号が家から空港まで向かっているかのような演出にしました。
そして、道中ではいたるところでウィルフォワードのメンバーと遭遇し、お祝いのメッセージ動画を受け取るという設定にしていました。
たしか投稿内容はこんな感じです。
矢島二号「家を出てバスに乗ったワン。どうやらこれで駅まで行けるらしい。おや、誰かがこちらをチラチラ見ているワン。あれは、、、ご主人様と同じインターン生のKENさんだワン!これから空港へお出迎えに行くことを伝えると、ご主人様へのお祝いのメッセージを届けてほしいとのこと。僕はKENさんから動画のお祝いメッセージを受け取った。」
※投稿にはKENが撮ってくれたメッセージ動画が添付されている
この流れで、矢島二号は羽田空港まで向かいます・・・。
(ここまで読めばお察しかと思いますが、当日矢島二号として一日中PCに張り付いて投稿をし続けていたのは青木です)
そして、空港へ
予定していたメンバーのメッセージ動画を全て投稿し終え、あとは羽田空港へ到着したという投稿をするのみ。
矢島二号「ついに羽田空港へ到着したワン!あとは待つのみ・・・!ご主人様、早く来ないかな。」
ここで、矢島二号は擬人化します。
(担当したのは同じインターン生の「しゅうちゃん」こと金子周平)
到着ゲート付近に隠れて待ち、やじまるの姿が現れたら擬人化した矢島二号が突撃すればサプライズ達成・・・だったのですが、忍者やじまるに出し抜かれ、合流に失敗。この時の詳細は最初に共有した記事の通りです。
なんだかんだで、品川駅でやじまるを捕まえ、みんなでお祝い。
その後、矢島二号がやじまるのfacebookに友達リクエストを送ります。
ここでやじまるは、何故しゅうちゃんが犬らしき格好をしていたのかに気付きます。
このままやじまるは本物の愛犬が待つ実家へ帰るのかと思いきや、当時大崎にあったウィルフォワードのオフィスにインターン生数人&成瀬さんと一緒に向かい、矢島二号の投稿をプロジェクターで写しながらみんなで鑑賞会。
それが終わると、何故かカラオケが始まり・・・、
その日はみんなオフィスにお泊りとなりました・・・。
何はともあれ、みんなのメッセージ動画も無事本人に観てもらうことができ、無事にサプライズ成功。
やじまるも喜んでくれたようなので、サプライズを仕掛けた側の僕らも満足でした。
矢島二号を襲った悲劇の結末
因みに、矢島二号の正式名称は「やまと」だったそうです。
さすがに仮名のままでは可哀相だろうだろうと思い、facebookの名前も正式名称に切り替えてあげることにしました。
後日、切り替えを行おうとログインを試みたその時、衝撃の事実が発覚しました。
矢島二号のアカウントが削除されていたのです・・・。
プロフィール写真が犬である上に、名前も「矢島二号」となっていたので、きっとfacebookさんに“これは偽物だ”と判断されて削除されてしまったのだと思います。
当時アカウントが消えることは想定していなかったので、青木がやまとに代わって書き続けた投稿も、みんなからのメッセージ動画も全て消え去ってしまいました・・・。
そんなわけで、今回のサプライズは形としては残っておらず、みんなの思い出になってしまったということでした。
(チャンチャン!)
※LINEグループは残っているはずですが、青木は機種変した際に投稿履歴が全てなくなりました・・・。もしかしたら誰かのLINEには残っているかも・・・。
記憶にしか残っていないのに、4年以上経った今もこうして詳細も覚えている誕生日サプライズというのは、他にはないかもしれません。
最初だったからっていうのもあると思いますが、それだけ仲間の誕生日を盛大に祝おうと、仕事のように(むしろ仕事以上に)全力だったからというのが大きな要因かもしれません。
形には残っていませんが、今後も伝説の誕生日サプライズとして語り継がれることでしょう・・・。